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zoom RSS 十種ヶ峰、福谷池・名賀越え・山芍薬。

<<   作成日時 : 2019/05/02 20:57   >>

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 十種ヶ峰へ福谷池コースから登り、併せて今が見頃らしい神角の山芍薬の自生地を訪ねる。福谷池への林道は、幅員が狭く離合が困難なうえ石がゴツゴツ露出し路面が荒れている。そこで、車を乗り入れるのを止め長い林道歩きとなる。福谷池堰堤より、萌黄色の新緑と謎めいた湖面を前景に、目指す十種ヶ峰の尖峰が見える。
 堰堤上を通り左岸湖畔沿いの小径を辿ると山口・島根県境の名賀(なよし)越えに着く。この県境峠より十種ヶ峰東南山腹に開削された古い林道を登って行く。以前は伐採後でまだ眺望もあり、名賀越えより県境尾根を直接登っていた。
 林道終点からは県境尾根に残っている小径を辿って行く。ここから先は十種ヶ峰の秀麗な山容がよく眺められ、尾根歩きの急登で疲れた体を癒してくれたものだが、今では植林の生長で爽快な景色は失われている。
 神角コース分岐から、本州西限地と思われるブナが点在する夏緑樹林帯の尾根を下る。尾根の途中に主ブナと呼ばれる太い幹のブナが立っていた。尾根を下り切ると神角コースと別れ、底の抜けた堰堤が見られるザレ場から山芍薬の自生地を登って行く。光沢のある緑葉の波に乗っかったヤマシャクヤクの花は、清楚な白い花弁と黄色い葯の調和がとても綺麗である。カタクリを見終わってさびしい気持ちになることもなく、リレーして元気にさせてくれるヤマシャクヤクの花を見れるのも、地域の方が自生地を手厚く管理されているからであり、感謝の至りである。
 山芍薬を観賞しながら登っていると、いつの間にか再び県境尾根に出た。その先は植林帯もなくなり、やっと山頂が顔を見せてくれ新緑のなか快適な登りとなった。振り返ると、先程通った新緑に萌えるブナ尾根や山芍薬の浴が俯瞰できた。
 山頂へ到着すると、目を惹く綺麗な蝶(キアゲハ)が舞っていた。一等三角点の標石を一瞥し、チュウゴクザサに覆われた北東尾根へと急ぐ。切開きが終了したあたりからチュウゴクザサを漕ぎ、名賀から延びる林道を目差して下降する。
 林道へ降り着きほっとしたのも束の間、名賀越え方面へは土石流で林道が流されたらしく寸断していた。河床が深く切れ込んでおり渡るのは危険であり、若い時ならいざ知らずここは自重した。そこで、林道と別れ枝尾根を辿って津和野町名賀側の県道13号線へ下りる。下りた場所は、名賀地域センターより数百メートル上側で、重連の堰堤があった。
 県道13号線を希望(のぞみ)橋を渡り、愛宕神社がある白井へ出る。山口線は直ぐそこで、何でもここはSL撮影のスポットらしく撮り鉄がカメラの放列を布いて待機していた。
 白井より島根・山口県境峠の徳佐越えの鞍部を目差す。地図では破線だが、前半は古い林道である。しかし、鞍部に近づくに連れ林道は消滅する。鞍部には古い道標があり、防石との往来道であったことを物語る。
 徳佐の田園地帯を通り、東面に展開する高岳山から三ツヶ峰の稜線を見ながら出発点の福谷林道に戻る。
 あとから地図で振り返ると、名賀地域センター付近より名賀越えへ延びる林道を上り返し、福谷池側に下れば時間がかからずに済んだようだ。だが、また林道の寸断箇所に出会ったかも知れない。結果的に大迂回になったが、名賀から白井へ、そして徳佐越えのコースは、希望橋や白井SL撮影スポット等、知らない場所の発見があり新鮮であったのでよしとしよう。


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福谷池へ至る林道。


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福谷溜池築造記念碑。


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福谷池より見る十種ヶ峰。


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福谷池の左岸湖畔にある名賀越えへの小径。


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福谷池北端より堰堤方向を見る。


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福谷池北端、土留めに栗石蛇駕籠が設置された堆積帯。


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福谷池上流の渓流。


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福谷池上流から名賀越えへの小径。


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名賀越え 資材倉庫や廃車(乗用車・2tダンプ)バックホーあり。


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名賀越えから延びる十種ヶ峰南面山腹への林道。


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十種ヶ峰、山口・島根県境(東南)尾根の林道終点。


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十種ヶ峰、県境尾根の状況。


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神角コースとの分岐点。


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分岐よりブナが点在する神角コースを下る。


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ブナ尾根(神角コース)夏緑樹林帯より見る十種ヶ峰山頂。


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ブナ尾根を下るときの速さからかなりの健脚とみた単独ハイカーさま。
ふと振り返ると、自分が撮り終えるまでそっと待って頂いた優しさに感激。


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登山道の傍らに立つ樹齢200年の主(ぬし)ブナ。


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ヤマシャクヤク(山芍薬)ボタン科ボタン属 多年草 
以前はキンポウゲ科であったというがボタン科に独立する。根は薬草になり鎮痛剤等に使われるという。秋には落葉。レッドリストでは準絶滅危惧種とのこと。

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ヤマシャクヤクの花言葉⇒「恥じらい」「はにかみ」 花が夕方になると、はにかむように閉じるからだという。花後は結実し、それが弾けたあとに黒い種子とグチュグチュになった赤い不稔粒の塊になる。その姿はさながらミッキーマウスの顔に似ている。

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「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるが、その芍薬は園芸種を指しているといえよう。個人的には、園芸種はアクの強い華麗さが漂い過ぎなので、断然、清楚系女子を感じさせるヤマシャクヤクの方に魅かれてしまう。

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5〜7弁の白い花びらの内側に、根本が紅紫色の黄色い葯(雄しべ)が、中央の2〜3本の花柱(雌しべ)を囲んで守り抱いている。色の付いた柱頭の先端がやや曲がっているのも特徴的である。

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雪害で歪曲したブナと山芍薬。


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山芍薬の浴(エキ)を登り切ると再び県境尾根に到着。


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県境尾根道より見る十種ヶ峰。


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県境尾根道より見る十種ヶ峰山頂。


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尾根道の傍らに咲くセンセーショナルピンクが鮮やかな三葉躑躅。


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尾根道より俯瞰する新緑で瑞々しいブナ尾根及び山芍薬の浴。


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十種ヶ峰山頂。


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山頂のチュウゴクザサに止まるキアゲハ(♀)。


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十種ヶ峰東北尾根。


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東北尾根より見る十種ヶ峰山頂。


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東北尾根上の切り開き小径終了点。


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ササを漕ぎ東北尾根を下る。


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名賀より延びる林道に降着。


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林道傍の杉に掛けられた林野庁山火事防止キャラクターの看板。


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県道13号線に下り着いた場所にある重連の堰堤。


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名賀地域センターと町営コミュニティバス停の間に名賀越え林道入口あり。


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島根県津和野町名賀の県道13号線の希望橋。


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希望(のぞみ)橋。


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名賀白井より徳佐越えへの橋を渡る。


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徳佐越えの道は古い林道だが県境鞍部手前で消滅している。


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県境鞍部の古い道しるべ標石
東面⇒右 ツワノ(津和野)カネ(嘉年)道  西面⇒左山道  
南面⇒道しるべ 北面⇒熊本県富田はどういう意味か不明?


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県境鞍部を徳佐に下ると上宇津根の堤に出会う。


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上宇津根の田園地帯に咲く蓮華。


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徳佐の田園地帯より見る高岳山。


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山口線踏切貞行付近より見る十種ヶ峰。


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上記画像近くにSL撮影メッカの「徳佐のSカーブ」があり。


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福谷川河畔の出発地に帰着。


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≪概念図・コースタイム≫

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