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zoom RSS 焼杉山、ケンノジ谷。

<<   作成日時 : 2019/03/05 23:05   >>

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 遅くなった出発のうえ、周南からだと小3時間はかかるので、二軒小屋駐車場に着いたのはもう11時過ぎであった。遠いアクセスのため何とも効率の悪い山行である。(本当のところは朝が弱いため体内リズムが整うまでなかなか出掛けられない)これでは焼杉山ピストンのみの山行になっても致し方あるまい。
 サバの頭を後景にお気に入りの白樺を撮ったあと、水越峠に向かって十方山林道を歩き出した。遅い出発のしっぺ返しは行動範囲に如実に表れ、焼杉山往復だけの山行に跳ね返ってきた。
 例年なら今の時期、林道に雪がある筈なのに全く無い。殊の外、今年の冬は暖冬らしい。林道は前に来たときに比べ、新しく法面保護工が新設され様相が変わっていた。あんな場所に不似合いな廃バスは今もそのままで、しぜんに朽ちていくのを待っているかのようだ。(どうやら物置用コンテナの代用らしい)
 二軒小屋からの十方山林道は、ウマバノ谷・八百の谷・イビセン谷等の恐羅漢山から流れ出る支谷の名前を、道行く折々に同定しながら歩くのも一興である。
 十方山シシガ谷や旧羅漢山の登山口ではいつも立ち止まり、結局毎回、同じ構図の写真を撮ってしまう。水越峠を越えた細見谷側の林道は崩落した場所があったのだが、栗石が詰められた排水のよい環境に優しい蛇籠擁壁工ですっかり復旧されていた。
 砂防堰堤があるケンノジ谷に入ってから杉林の左岸を遡って行く。現在、堰堤付近には倒木があり、横たわった木の枝が邪魔になって上を跨ぐのはやっかいである。なので、山側に迂回したほうがよかろう。そこを過ぎると段差があり、右岸に渉りたくなるところだが段差を越えてしまえば平地になり、僅かに踏み跡もあって歩きやすくなる。
 トチ谷との分岐でケンノジ谷右岸へ渉り、二つの谷との間の尾根に取り付く。最初の急登をクリアすればあとはそれほど急ではない。尾根は杉の疎林であり小径はないが、灌木が薄いのでどうにか藪漕ぎを免れ歩ける。
 この尾根は後半に他の枝尾根と合流し一本になるので下るときは要注意である。尾根の高いところを忠実に辿って下ると、知らず知らずのうちに他の尾根の方へ誘引されやすい。いつもなら尾根の後半は背丈程の笹が現れるのだが、うまい具合に残雪が被りいやな笹漕ぎは無しであった。
 杉林から落葉樹林に変わる頃、二つ杉(仮称)が見えて来ると主稜も間近だ。左上方には老いてもなおマンモスブナ(仮称)が悠然と立っている。かなりの老木らしく強風が吹くたびに枝が折れるのだろうか?樹下には古びた枯れ枝がたくさん落ちている。老木と云えども貫禄充分で、兎にも角もこれまでの山行のなかで見たブナでは一番大きなブナである。
 平らな尾根の焼杉山山頂は相変わらず位置が分かり辛い。残雪があり藪漕ぎをしなくていいのがせめてもの慰めだ。しかし、それとて雪が柔らかくツボ足では嵌まってしまいあちこち歩きまわる気も起こらない。休み岩から数十メートル北へ進むと、旧知の三角点は健在であった。
 焼杉山は近隣のメジャーな恐羅漢山や十方山に比べ、展望も悪く笹漕ぎ必至で、おまけに山容凡庸でただの県境尾根にしか見えず、非常にマイナーな山である。しかし、山頂付近はブナを主体とする夏緑樹林帯に浸れるので好きな場所である。また、行く度に山頂が直ぐに分からず、笹原に埋もれた三角点を探すのも面白い。
 ということで、冒頭に遅い出発のせいにして行動範囲が限られる云々と抜かしたが、本当は体力の衰えを感じ得ずにはおられず、焼杉山往復だけで精一杯である。まあともかく短時間ではあったが、蒼空と雪原とブナが織りなす残雪期特有の山の情景に触れられたのでよしとしよう。


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道の駅「来夢とごうち」付近より左奥に残雪被る十方山東北尾根を見る


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恐羅漢公園線 内黒峠 
恐羅漢公園線 砥石川・恐羅漢山遠望 


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内黒峠から二軒小屋への下り展望所より見る比尻(聖)山・高岳


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恐羅漢公園線、二軒小屋への下りから見る恐羅漢山


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恐羅漢公園線、戸河内川恐羅漢橋南袂


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恐羅漢橋南袂より見る白樺


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二軒小屋駐車場付近の白樺 後景はサバの頭


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十方山林道 土羽(法面)モルタル・コンクリート吹付工事


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十方山林道 廃棚田杉林の中に廃バス


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十方山林道 八百ノ谷(現地ではシビト谷と表記)


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十方山シシガ谷、及び北尾根コース登山口


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旧羅漢山登山口


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水越峠
土留めはよくある無機質なコンクリートブロック擁壁工ではなく
石工の技が光って情緒的な間知石で施工されている


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布団(蛇)籠工法で崩落土羽が復旧されていた


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新たな土羽崩落箇所


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十方山林道6号橋、ケンノジ谷入谷地点


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ケンノジ谷砂防堰堤


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ケンノジ谷


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ケンノジ谷


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ケンノジ谷


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左:トチ谷 右:ケンノジ谷 二股中央の尾根を登って行く


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尾根にあるアシウスギの古切株


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尾根を登り切ると現れる笹原


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嘗ての鷹揚さを偲ばせる老いたマンモスブナ(仮称


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マンモスブナ隣接の若いブナ


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山頂笹原へ到着


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山頂笹原の休み岩(仮称)


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休み岩より見る三角点方面


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焼杉山三角点 2019/03/05 13:00


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三角点付近より見る丸子頭・奥三つ倉・十方山北峰


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山頂北のブナ巨木


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山頂北尾根より見る旧羅漢山


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十方山より見る焼杉山山頂


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十方山より見る焼杉山と旧羅漢山


 

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